分析機器を用いて各種試料の採取・前処理・定性・定量・データ解析まで、一連の分析操作を行います。試料は、海水・岩石・核燃料など多岐にわたり、試料性状や目的成分に応じて多数の分析機器、分析法を使い分けます。
・HR-ICP-MSを用いた超微量元素の測定
・ICP-AES・ICP-MSを用いた主要元素・微量元素の測定
・各種スペクトロメトリを用いた放射線分析
・各種クロマトグラフを用いた有機・無機化合物分析
・XRF・XRDを用いた非破壊分析 など
放射性炭素測定のための試料前処理
海洋地球研究船「みらい」等で採取した海水試料に含まれる放射性炭素を測定するために、海水前処理システムを用いて、海水試料中の二酸化炭素の抽出・精製グラファイト化を行っています。
また海水試料に含まれる放射性セシウムを測定するために、共沈法により、海水試料中のセシウムの濃縮・回収を行っています。
観測支援
海洋地球研究船「みらい」に乗船し、観測支援を行っています。
・試料採取
・試料前処理(抽出・ろ過など)
・各種分析機器の調整
・試料の化学分析
・データ処理
■微量金属元素
ICP-MSは、試料をプラズマ中でイオン化し、質量電荷比に基づいて分離されたイオン強度を測定する装置です。
アラゴナイトや有孔虫の測定を行っています。
■全有機炭素・全窒素
TOC・TN計は、試料中の有機物を燃焼・酸化し、全有機炭素及び全窒素を測定する装置です。
海水や培養海水の測定を行っています。
■全炭酸(溶存無機炭素)
大気中の二酸化炭素は、遊離二酸化炭素、炭酸水素イオン、炭酸イオンとして海水中に溶け込んでいます。これらを総称して、全炭酸といいます。
クーロメーターは、抽出装置で海水試料から二酸化炭素を取り出し、電量滴定によって測定する装置です。
■全アルカリ度
海水中には、炭酸水素イオン、炭酸イオンといったアルカリ性を示す成分と、水素イオンといった酸性を示す成分が混在しており、全体としてはアルカリ性を示します。このアルカリ性の成分の優越する度合いをアルカリ度といいます。
全アルカリ度滴定装置は、海水試料を希塩酸で中和滴定して、アルカリ度を測定する装置です。
■栄養塩
オートアナライザーは試料に含まれる様々な成分を流路内で発色反応させ、比色法により測定する装置です。海水試料の栄養塩の測定を行っています。
■その他
・安定同位体質量分析
・植物プランクトン色素分析
・観測データの処理・管理
・薬品管理
・廃液管理
・試料の管理
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